コツコツ貯めるのが得意な方、無駄遣いしてしまうのが心配な方など、性格に合った貯め方はさまざま。
大きく3つに分けられる貯蓄方法の特徴を知れば、自分に合った貯め方がきっと見つかるはず。
学資保険は、子どもの教育資金作りを目的とした保険商品です。
お子さんの教育資金プランに合わせて満期の時期と満期保険金を設定します。
定期預貯金に比べて満期保険金が多くなる商品もありますが、途中解約すると払った保険料よりも戻ってくるお金が少なくなる場合も。
ただ、目的がはっきりしているので、「子どものためのお金」という気持ちを持続でき、解約や流用がしづらいという心理的効果があります。
投資商品には、元本保証はなくても運用実績によって大きな収益が見込めるものもあります。
お金を貯めるなら期待の大きい方法を選びたくなるものです。
しかし、教育資金は必要な時期が決まっています。
中長期的にはリターンが見込めても、そのときに資金不足になってしまっては意味がありません。
元本割れした分を補える余裕がある場合を除き、慎重に判断したほうがいいでしょう。
預貯金のメリットは元本保証があることです。
定期預貯金にすれば、普通預貯金よりも高金利での運用が可能です。
ただ、現在は超低金利時代。それほど高い利回りは期待できません。
また、引き出しやすいため、「自動車購入時の頭金に…」「引越し代の一部を子どもの定期貯金から…」など、目的外の用途に流用してしまいやすいデメリットも。
誘惑に弱い人は別の方法を検討しましょう。
学資保険と預貯金の大きな違いは、契約者に万一の重大なアクシデントがあった場合です。
預貯金の場合、契約者が亡くなったり、事故などで重度の障害を負ったりすると、今まで通り預貯金を続けることが難しくなります。
一方、学資保険は、契約者が死亡(高度障害)した場合には、以後の保険料が免除になるものもあり、満期には満期保険金を受け取ることができます。
契約を続けている限り、契約者に万一のことがあった場合でも教育資金を計画的に準備できるのが学資保険の大きなメリットなのです。